Airbnbホスト体験実話:民泊やめる老夫婦、高齢者急増

Airbnbホスト体験実話:民泊やめる老夫婦、高齢者急増

今回はジャパンダの知人の話をする。実話だ。ブログのタイトルにもなっているように、Airbnbで民泊のホストをやっている老夫婦が、「民泊をやめる」と言い出した。

なぜ民泊をやめると言い出したのか?明日は我が身だ。ホストの皆様はしっかりと自分に置き換えて考えてみて欲しい。

※今回は一例を挙げているが、Airbnbをやめる高齢者や定年退職者は多い。

※ホストとは、民泊を貸し出す部屋の持ち主や貸主のこと

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Airbnb民泊ホスト体験実話

やめる理由は人それぞれ、ホストそれぞれだが、老夫婦は最初楽しくAirbnbを運営をしていた。

そうすると大体の人が、宿泊数が減ったんですか?

と思う。

ジャパンダも当然理由は知りたいので、宿泊客が伸び悩んでいるのか?と、聞いた。

そうするとカレンダーで当月と来月の予約状況を見せてくれた。

宿泊率でいうと、40%〜50%が埋まっている。(民泊新法ができて180日ルールを考えると、ほぼMaxで宿泊させている)

なのに、やめる。

ジャパンダもAirbnbをやめてはいるが、年齢的な事も大きく影響するんだなと勉強になる。

老夫婦が民泊運営をやめる理由「疲れる」

現在本人たちは、個人所有の持ち物件(戸建)を民泊として貸し出し、本人たちは近隣の賃貸アパートに住んでいる。

子供達が家から出て行ったことで、大きな一軒家は維持するのが大変だそうだ。

そこで民泊を初めて、今年で3年目。

そして3年目の今年をもって民泊をやめる。現在の月商は30万円〜35万円だそうだ。それでも民泊をやめる。(2万円〜2.5万円で貸し出している)

その理由は、

「日々追われる毎日に疲れた」

と。

民泊疲れた!内容をリストにしてみると

・メッセージのやりとりが疲れる(英語対応が大変)
・部屋の掃除が大変(清掃代行業者が少ない)
・周辺住民からあーだこーだ言われ始めた。
・定年退職していて暇を持て余したくないが、民泊業務は多忙すぎる。
・原価率を考えると丸儲けとは言わない。
・雨、風など災害時のサポートが大変。
・急遽呼び出しされるのが大変
・ゴミの分別が大変
・初期投資を考えると、どうなんだろう。
・税申告業務もしんどい

と、こんな感じの聞き取りだった。

上記リストを見ると、事前に対応ができる事が多いが、やはり高齢者。

iPhoneの使い方も覚えるのも一苦労らしい。
ずっとパカパカだったらしい。

だからと言って民泊代行業者に任せると
近隣住民にさらなる不安を煽るのでやりたくないと。

「ジャパンダさん、代行で運営してくれませんか?」

と、老夫婦に言われたので即答で答えた。

「NO。です!」

2人は別にお金が欲しいわけじゃない。

退職後の暇な時間を、民泊運営で楽しめたらとスタートしたと言っていた。

将来性を考えると、どうも民泊はしっくりこないと言っていた。

現在のAirbnbの稼働率は高いが、3年前と今年とでは利益率は大幅ダウン。

民泊物件数は新法により以前よりも減ったが、ゲストの問い合わせも減っているそうだ。

※綺麗な新築ホテルに宿泊する旅行客が増えている。

最初は世界的ブームだったAirbnb民泊、実際若者の民泊再利用率はそんなに高くない。(その人のレビューを見れば大体何回Airbnbを利用したかカウントできる)

かと言って家族旅行の場合、何回も海外旅行に来るわけじゃない。

そうなると必然的に新規客を増やさないといけなくなる。

新規だけに頼っていると宿泊数の安定化もない。

当初は民泊の二軒目も考えたが、その逆!

民泊はおしまい!!だそうだ。

思いっきりが良い老夫婦だが、3年間の利益を教えてもらったところ、そこまで多いか?というと、出費もそれなりだった。

そもそも、2人で過ごす時間が減り、孫と会う時間も減ったそうだ。

今後の老夫婦

年内に民泊をやめる老夫婦だが、次は喫茶店でも開こうかと準備中らしい。

民泊ってそうなんだよな。

ホストとゲストと話す機会は多いが、浅い。

それよりもじっくり話せる喫茶店の方が良いらしい。

喫茶店が良いか悪いかは、市場調査と老夫婦のポテンシャルのバランスも大事なのでなんともいえないが、老後の生活として民泊をスタートしようと思っている人は今回の記事を参考にしてみてはどうだろうか。