田舎民泊の限界。修学旅行生の受け入れに現在賛否。

田舎民泊の限界。修学旅行生の受け入れに現在賛否。

日本で民泊といえば、沖縄の伊江島、伊是名島、そしてやんばる地域が人気だったが、最近は南側の糸満という地域も学生民泊が移動していると聞いた。

そして今回は、最近の民泊事情に詳しい修学旅行生向けの元祖民泊のオーナー様の話しを紹介したいと思う。

中学生や高校生の学生民泊の事態は思ったより深刻かもしれない。地方で今から地域復興のため民泊をスタートしようと思っている自治体は、耳をかっぽじって(目をかっぽじって)現在の民泊を考えて欲しい。

田舎民泊の限界。修学旅行生の受け入れに現在賛否。

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民泊後の満足度が天と地

修学旅行生の民泊は、管理しやすいように、できるだけ隣近所で民泊体験をさせる。

しかし、民泊後の生徒や関係者の話では、満足度は宿泊先によって天と地のようだ。

1:コンビニのパンや弁当を出す民泊オーナーもいる

衝撃の話を聞いた。本当かどうかはその人を信じるしかないが、宿泊した生徒に料理をふるまわず、買ってきた弁当やパンを食べさせるというのだ。

学校側もこの話を知った時はびっくりしただろう。

2:集団行動ができず、夜逃げする生徒

ヤンチャな生徒は夜な夜な抜け出すようだ。理由はタバコが多く、あとは民泊先が暇だから・・・。これまた困った。

3:民泊は季節的な儲けのため、長く続かない

高校生や中学生が修学旅行する季節はおおよそ似ている。そのため、毎日のように民泊があるわけじゃなく、たまに入る収入源。そのため民泊をやめる人も最近は増えてきたそうだ。

4:学生民泊は結局儲からない

ジャパンダが以前聞いた話だと、1泊あたり12,000円〜14,000円と聞いていたが、直近の話だと7,000円だそうだ。そして大体4人で1泊。

合計28,000円

だが、ここから食費、体験学習費用、人件費などを差し引き、さらに民泊あるあるのリネン代や消耗品などの経費がかかる。3泊や4泊、せめて2泊でもしてもらえればリネン代や消耗品は宿泊日数で割ればいいが、一泊だと・・・。

以前は地域復興だとか、観光客誘客だと言っていたが、運営側でもシビアな話になってきている。

まとめると

独自の集計と、今までの経験でまとめる。

・運営側が儲からず、しかも不定的収入のためやる気が出ない。

・学校側は預け先によって生徒の満足度が違うこと、父母からのクレームなどで民泊を考え直している。

この2点で十分。このままだと学生民泊はヤバイ。

自治体、市町村の管理側の皆様へ

生徒の預け先となる民泊運営者も年齢を取っています。

もともと儲けの手段が農業や漁業だったりします。

新しい修学旅行の形を生み出すタイミングなのかもしれません。ジャパンダは何もできませんが、素晴らし民泊体験をしている生徒がいるのも事実。

成人になって観光で民泊先を訪れ、民泊オーナーに会いにくる子供もよくいると聞く。せっかく感動体験のチャンスがあるのに・・・。

学生民泊をやめるのではなく、どうにかこうにか民泊体験を続けて欲しい。と、願うのであった。

事実は事実として受け止め、次なる一手を!!