エアビーアンドビー(民泊)の投資の是非。Airbnbは短期的なのか。
2017年更新:日本で民泊が人気になりだしてから今まで、Airbnb(エアビーアンドビーairbnb)の投資のサポートをするという業者までもが存在するようになった。
あなたの持ち物件を一般的な賃貸収入で回すのか、はたまた、Airbnb(民泊)の不動産投資で回すのか、ジャパンダの2015年集大成を照らし合わせて考えてみる。なお、この経過を2017年3月現在の状況と合わせて考察していく。
一言で言うなら、民泊(Airbnb)で不動産投資を考えるなら、甘い!!!
エアビーアンドビー(民泊)の投資の是非。Airbnbは短期的なのか。
Facebook、ツイッター、Youtube、インスタグラムなど、SNSが時代を先行するサービスとして世間や投資家から注目を浴びるなから、FacebookのCEOのマークザッカーバーグが日本で約5兆円の寄付の声明を発表した事で、さらに注目度を増している。
Airbnb(民泊)と上記SNSとの違いは、Airbnbはリアルビジネスとして存在しているというところがひとつのポイントだろうと考えているし、SNSというプラットフォームにユーザーが慣れたことで存在できているものじゃないかと考える。
さて、そんな前置きはさておき。
まずはエアビーアンドビーが投資として成り立つか?この1年じっくり見てきたが、答えはNoだ。そして、2017年追記を書いている今の感想もNoだ。
投資失敗?ここがポイント
このAirbnbトリセツブログで何度も話をしているように、観光客の往来は絶対値が決まっている。そしてこの1年間を通して思った事が、2015年のやり方では2016年は予約は埋まらないし、2016年のやり方が2017年に通じない。(そして2017年現在、実際にこの考えは的中している)
投資失敗ポイント1
一般の人(起業をしたことない個人)が毎日試行錯誤しながらのビジネスであり、そしてホストとゲストの説妙な人間関係の中、Airbnb(民泊)で売り上げをあげるのは厳しい。
試行錯誤が毎年ならまだしも・・・毎月、毎日になると、もうやりたくなくなるし、実際にジャパンダはAirbnbで民泊をするのを2016年4月には終了した。
投資失敗ポイント2
近隣住民との付き合いによって継続できるかどうか依存してしまうのは、お金の問題よりもややこしい。なぜかというと、ほとんどのAirbnbのホストは近隣住民からの苦情で撤退しているからだ。
※2017年3月現在、ほとんど上記の理由で撤退
しかし、投資にリスクはつきものだ!
これには同意する。
Airbnbの場合のリスクは、人間関係も!というところにある。近隣住民とのお付き合いが一番面倒。逆に、人間関係も気にしない、周りにライバルも少ない、短期決戦で収益を上げる。と、コンペジター(競争相手)との熾烈な争いをしない場合には良いかと思う。
しかし、自分の物件だろうが人の物件だろうが、人気のでる確率は想定つくが、続けられるかどうかはまた別の視点から考えないといけない。
投資の成功事例は?
Airbnbビジネスに参入して成功している事例もある。田舎の人は環境が少々違うので、都市型民泊を例にいうと、
・自分の戸建物件があること、
・周辺が繁華街によって不特定多数の出入りに疑問をもたれない環境であること
・ホストの対応がスペシャルであること。
しかし、上記でうまくいってても、何かでほころびがでると結局失敗してしまう。この成功事例に関しては、自分でやっても民泊代行会社に頼んでも上手くいく。
2015年現在では、条例などの問題、グレーゾーンと言われているビジネスに投資するのは、リスク以前の問題だと思う。関連企業への投資、Airbnbが株式公開するタイミングで投資が行えればいいが、そこらへんで民泊代行業者に投資するのは、オススメできない(2017年3月大阪で民泊代行業者がトラブル)
酸いも甘いもあるが、民泊系ビジネスの投資で成功したい人は、短期的な投資のサイクルがいいのでは?と、アドバイスをしておく。痛い目にあっている人は、ネットやテレビであまり紹介されていないが、結構多いのが事実。n
このAirbnb投資を一言でまとめるならば、
ツイデビジネス
何かのついでに出来るビジネスであれば問題ない(自営業のついで・仕事の合間でやっている)。しかし、Airbnbで民泊を専門にやるには少々似が重い。
売り上げや利益の頭打ちが見えた2015年。そしてライバルがどんどん増えていく現状を踏まえると、思いっきり安くやるか、思いっきり高くやるか。
この二極化のいずれかで勝負をすることをお勧めする。なおかつ上記のトラブルを回避できる可能性がある物件であること。
エアビーアンドビーは株式公開はまだしていないが、関連銘柄に投資をする、したい動きもでてきている。
んー、
結局淘汰されるんだろうなと思う。法規制が緩くなった瞬間にエイブルやら大手仲介業者から魔の手が伸び、一網打尽にされるだろう・・・(2017年3月現在、大手参入は水面下。まだ表立った動きはない)
その状況でも特別な場所、価格、サービスを提供できるのであればAirbnbの運営を続ける事はできるだろうが、日々売り上げや予約の事で頭がいっぱいになり、一喜一憂するぐらいなら・・・
と、考えてしまう。今月いっぱいでまた何かしら考えがまとると思いますが、今の時点で今からAirbnbへ投資を行うのは賛成できません。
ついでに!と、いう考えの人や、経済的余裕があり、短期的にやる!と期間を決めているのであればいいのですが・・・ それにしても。かな。
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